独立開業おめでとうございます!
今までのキャリア、斬新なビジネスモデル、誰にも負けないアイディアと独立に向けた皆さまの情熱を心より応援致します!
ただ、自分でビジネスを始めると、全て自分でやらなければなりません。
面倒なのは税金の手続きですね。会社に勤務していた時は、会社がすべてやってくれました。これからは違います。自分でやらなければなりません。
そんな時、相談に乗ってくれるのが、税理士。
どんな時に税理士に相談が必要か解説します。
まずは、小さく始めましょう
独立開業するにあたり、まずは小さく始めることをおススメしています。
小さく始めて大きく育てることが理想です。
自己資金と融資で大きな投資を伴う事業は、当然リスクが高く大変なのですが、今回は事業リスクの大小ではなく、行政手続きと管理コストに絞って解説します。
法人で事業を始めるか、個人事業主で事業を始めるかにより、手続きとコストが違ってきます。
最初から法人を作ると個人事業主より、信用が高くなりますが、その分、手続きが煩雑になり、コストがかかります。
逆に個人事業主として事業を始めれば、手続きも簡素でコストも安くなり、全て自分で行うことも可能です。
最初は個人事業主で独立することをおススメします。
税理士は何をするひと?
税理士の中でも得意不得意な分野があります。また、周辺の分野にも積極的にサービスを展開する税理士の方もいらっしゃいます。あくまで、概ねとご理解ください。
何をする人?
確定申告をする人
売上と経費から儲けを計算して、儲けに対し、いくら税金が発生するか計算します。世の中、どんな形であれ、儲けが出れば何らかの税金が発生します。
どんな時に相談するの?
法人であれ、個人事業主であれ、1年に1回、確定申告を行い黒字であれば税金を支払う必要が有ります。税金に関する相談は税理士です。
また売上と経費を管理することから、事業計画や経営に関する助言ができる税理士もいますので、独立前の計画の段階で相談してみても良いかもしれません。
どんな手続きを代行してくれるの?
確定申告はもちろんですが、開業時に税務署、県税事務所、市役所等(市役所等は不要な場合あり)に開業の届出書が必要になりますので、手続きを代行します。届出関係はネットで調べられるので、自力でも可能です。
特に、青色申告に関する申請書は、原則開業から2カ月以内なので注意が必要です。
最初からお願いする必要があるの?
法人であれば必須、個人事業主であれば、まあ、お願いしなくても何とかなります。
法人の確定申告は売上0円で赤字であっても、書式が複雑で、専門知識が無いと作成できません。また、複式簿記による会計帳簿の作成も必須なので、こちらもある程度、知識が必要です。少なくとも、法人の確定申告は依頼する必要が有ります。
個人事業主であれば、税務署や税理士会の無料相談会なども有りますので、売上が少ないうちは、自力でも良いかもしれません。